企業が導入する疑似家族「プチコミファミリー制度」なるものの見方について
いま、中小企業で話題の「プチコミファミリー制度」という疑似家族制度なるものがあるらしい
詳しくは
一部抜粋
同社には、「プチコミファミリー制度」がある。新入社員1人と、所属部署の違う先輩社員数人が1つの疑似家族としてグループ分けされるもので、それぞれに「長男」「長女」などの呼称も付けられる。
離職率の高さから導入された仕組みで、大幅な離職率の改善を収めている
中小企業のこういうアイデアって中身はともかく面白いですよね!
ネットでは賛否両論あるらしいけど
ただ、別に「長男」とか「長女」とかっていう呼称は要らないよ
私なんかが入社したら「近所のおやじ」って呼称つけられそうで怖いよ!
それに本当の家庭では次男や次女なのに三男や三女って呼ばれる可能性もあるわけですよね?
めんどくさいよ!笑
でも、アイデアい自体は面白いし、離職率が大幅に改善されたのならこの会社には合ってるやり方なんでしょうね!
それは素直に良い事だ
ただ、本質は給与を含む待遇や人間関係などマネジメントに問題があったんじゃないでしょうか?
若手社員の離職率が高くなった理由に
「社内に相談できる人がいない」
「上司は自分を評価する人だから話しにくい」
とあります。
疑似家族制度とは解りやすいアイコンみたいなもので、本質は先輩や上司が新入社員の仕事面・メンタル面のケアを徹底しましょうという内容ですよね
だったら普通に大賛成だし変な批判が続出しそうな「プチコミファミリー制度」っていう名称とか「長男」「長女」みたいな呼称は取り止めて良いと思う
既に離職率も改善したわけだし、普通にマネジメントしてください
現代社会の家族制度を会社組織で応用すると歪みが生じるワケ
家族という在り方が多様化してきていることや、家庭によっては一般家庭とは違う価値観がある
このプチコミファミリー制度を導入している会社では先輩社員を「長男」「長女」と呼称しているけど
長男・長女だからってしっかりしているわけでもないし、人間的に大きいわけでもない
次男や次女の方がしっかりしているなんて事は平成の日本社会ではザラにある
なにより、未婚男性や未婚女性の上司を「お父さん」「お母さん」と呼ばないといけないとなると、呼ぶ方も気を遣うんじゃ…
このプチコミファミリー制度を導入する経営者の「家族観」がどういうものかで、この制度の在り方は会社によって大きく変わっていくのではないでしょうか?
まさか、サザエさん的な古き良き昭和の家族観を会社組織に導入したいなんて思っている経営者はいないはず…
この会社が導入するプチコミファミリー制度では所属する部署外で相談できる人間関係を作り新入社員のバックアップを努めている
「上司は自分を評価する人間だから話しにくい」
という、退社した若手社員のアンケートからこのような体制を取っている
自分の価値観と上司の価値観が他愛のない話の中でぶつかったら評価に響きかねないもんね
部署外の上司にバックアップを手伝わせるだけではなく、直属の上司があらかじめしっかり説明しておく事も大切だと思います
評価基準が相当曖昧なのかな?
「仕事の進め方や解らない事があれば気兼ねなく質問してきて欲しい。失敗してもそれで評価が変わる事はないから」
って一言クッションを置いてくれていると聞きやすいし確認しやすいですね!
「プチコミファミリー制度」
面白いアイデアだと思うし、離職率高いのに何もしない企業よりかは良いですよ!
人間関係を良くしていこう!っていう考えは賛成です
それには先輩や上司が新しく入ってくる子を性格面でも能力面でも受け入れてあげる必要がありますよね
ただ、こういう疑似家族制度を会社組織に持ち込むと、社員のプライベートに踏み入る事を躊躇わない人間が出てくるから厄介なんですね
俺たち家族だから!っという免罪符を盾にその人の「生き方」や「性格」にまで口出しする上司や先輩
普通に最低だからそうはならないよう注意しましょうね
私も気を付けます
なんだかんと言って他人は他人です
家族だからこそ気軽にものを言い合ったりできる信頼関係があっても
他人だからこそ気を付けないといけない領域は必ずあります
そして、「家族だから」という甘えは必ず他の誰かの負担にもなっていると思います
お母さんなんだからそれくらいやっといてよ!
なんてやりとりが会社で行われていたら言われた方はムスッと来るかもしれませんね!
万協製薬という会社はプチコミファミリー制度の先駆者でもあるので
今後の運用に期待したいです