新社会人が感じる学校と会社のギャップ
先日モチベーション・アップ株式会社についての記事を書きました
社員教育コンサルタント会社で悪目立ちしやすいのが、こういった会社なのですが
私個人としてはこの様なコンサル方法を採用する会社側に問題があると考えております
昨今、自社社員を施設へ派遣して共同生活をさせて、「社会人としての訓練」をさせるという管理者養成学校が再び注目を浴びつつあります
地獄の訓練と称したその訓練内容を記録した動画がこれです
なるほど!
狂ってる!
と断言はしません。笑
しかしこの訓練が応用できる職種って限られていませんか?
少なくとも知識や技術を扱う会社でこのような訓練を施しても応用できる場面少ない気がします
営業職が対象としても、押し売り営業ならともかくちゃんとした会社の営業マンにこれらの訓練を行ったら「歪んでしまう」と思いませんか?
このような社会人育成学校が存在する事や訓練と称した教育内容自体は否定しません
これらの教育コンサルを利用して必要とする会社側がダメなんです
こんな訓練を真に受けて帰ってきた上司が同じような事を言い出したり強要し始めたら一気に職場の雰囲気悪くなりますよ。笑
大体は一週間~二週間もすれば訓練で身につけた事を忘れて元に戻るそうですね。当然です
社会人になりたてでこのような研修を受けた人が早々に脱落してしまう話を聞きます
会社側としてもやり方にマッチングせずついてこない人間を早目に切れて一石二鳥というところでしょうか。
しかし、これで脱落した社会人の中には大きなトラウマが残るのではないかな?
会社側としては「脱落した奴らの事なんざ知ったこっちゃねーんだよ!」というのが本音でしょう
脱落した彼らは社会生活で負った傷を抱えて本来発揮できるかもしれなかった能力を埋没させてしまうケースも数えきれない程あったのでは?
新社会人が感じる学校と会社のギャップ
これまで学生として生きてきた子たちが社会人となり、学校生活と社会生活に感じるギャップはどうしようもありません
そこは時間をかけて解消していく。つまり慣れていかなくてはいけない壁ですね
でも、若い人だって自分のやり方や生き方を否定されるのは嫌ですよね?
会社の上司や先輩や同僚に受け入れて欲しいし、円滑なコミュニケーションをはかりたいですよね?
新人教育はこの部分を上司がどう受け入れるかに掛かっています!
ワガママとか社会人としての意識がないとかゆとりだのさとりだの言うのは簡単です
本音は「言うこと聞けないなら辞めてくれ」でしょう?
中小零細企業では社員教育にまで手が回らないところが非常に多いです
その為、放置しても勝手に勉強して伸びてくれる人を多くの企業が望んでいます
新社会人は右も左も解らない。怒られるようなことはしたくない
そこに企業側と新人側の溝が生まれます
会社に合わせて行動する新人もいれば合わせられず苦しんで辞めてしまう新人もいます
合わせることができなかった新人への受け皿は会社側では用意していません
新人社員と上司の間に第三者を!
新人に慣れてもらって仕事を覚えていってもらいたい
会社に慣れて早く仕事を覚えられるようになりたい
このように合致できる部分があるのに上手く噛み合わず、どちらかが匙を投げてしまう事が多い現場では上司と新人社員の間に第三者の存在が必要ではないか?と私は思います
ただし、できれば組織内以外の人間に取り持ってもらう事をおススメしたい
組織内の人間が第三者として間に入っても、それを信用できるのは上司側のみで新人社員は自分を言いくるめる為に間に入ってきたんだなと警戒して、更に心を閉ざしてしまうでしょう
ということで、ヘモヘモビンは今後新たにそういったサポート面での活動を考えていこうと思っています
新人社員には新人社員の言い分があるし上司には上司の言い分がある
お互いコミュニケーションが一方的かどちらかが聞く耳を持たない為に生じる歪みを解消したい
根底では一致している考えが「手段」によって噛み合わなくなっているのは大変もったいないと思いました
期待しないで待っててください!